「見おとされてきた色覚障害者への社会の対応 色覚タイプによって異なる困難

人の色覚の多様性は200年ほど前に発見されました(ジョン=ダルトン 1794)

この色覚型には、驚くほどの多様性と連続性があります。「正常」と「異常」に大別していては理解も進みません。そしてどんどんカラフル化してゆく社会は、バリアとコミュニケーション問題を新たに作り出しています。情報デザインに使う配色は誰にでもわかりやすいでしょうか。これらの問題を考えるきっかけになるように企画しました。

色覚の差による様々な障壁は広く正しく科学的に知られているとは言えない。当団体は2004年に設立されてより社会の色をわかりやすいものに変えることで様々な生活上の障壁を取り除く、いわゆる色覚バリアフリー・カラーユニバーサルデザインを進めてきた。今回は色覚異常と正常の2分化による問題は無いのか・軽度・極めて軽度と呼ばれる人たちはどのような不便を抱えているのかを考えてみる。
 
講演1において一般的に色覚異常と色覚正常の二つがはっきりと分かれて存在すると思われているが、実際には、様々な色覚型が存在することを説明する。講演2においては、現実の社会において情報制御のために多くの色が使われることや、人間同士のコミュニケーションにおいて問題が発生していることを説明する。これらのことを踏まえて、色覚の問題とは一元的で無く多様性があり、従来見過ごされてきた極めて軽度の色弱者までスコーピングしたパネルディスカッションを行う。

ご挨拶 理事長 武者廣平 プロダクトデザイナー
    武者廣平

講演1 「先天的な色覚異常のおどろくほどの多様性と連続性」
    川端裕人 サイエンスライター東京大学教養学部卒
    川端裕人
講演2 「カラフル化する社会とバリアとコミュニケーションの課題の増加」
    徳川直人 大学院情報科学研究科 人間社会情報科学専攻 准教授
    徳川直人
パネルディスカッション
    司会:伊賀公一、川端裕人、徳川直人、田中陽介(CUDO)
    伊賀公一

    田中陽介
場 所 有楽町朝日スクエア
日 時 2019年12月6日(金)
時 間 14時10分〜16時00分
参加費 無料
お申込 事前申込制 このフォームでお申し込み下さい

https://ssl.form-mailer.jp/fms/e4fffac2429284

当日参加は空席があれば可能です。(満席の場合はご容赦ください)

◆お問い合わせ
特定非営利活動法人カラーユニバーサルデザイン機構 事務局
○E-mail:support@cudo.jp

◆主催
・内閣府
・特定非営利活動法人カラーユニバーサルデザイン機構