「CUD・CUDO」よくある質問

【質問に対する返答について】
色覚異常とは医療分野で用いる言葉です。CUDOは一般社会においての色覚呼称を次の通り提唱しています。
*CUDOでは、社会において色覚の分類を「正常」や「異常」と呼ぶよりも、価値基準を感じないアルファベットで表現するのが望ましいと考え、次の呼称を提唱しています。

正常色覚(一般色覚型)→ C型
色覚異常(1型2色覚)→ P型 /(2型2色覚)→ D型 /3型2色覚→ T型 / 全色盲→ A型
▪︎ 色覚の呼称について
▪︎ 色覚型と特徴

<CUDに関する質問>———————————————————————————–

Q-101: CUDとはなんでしょうか?
Q-102: CUD化された製品は、他の製品とどのような違いがあるのでしょうか?
Q-103: 取得事例はあるでしょうか?
Q-104: 国はどのように取り組んでいるのでしょうか?
Q-105: 取り組んでいる団体は他にありませんか?
Q-106: バリアフリーと何が違うのでしょうか?
Q-107:色弱者に見分けられる色を知ることはできますか?
Q-108:CUD化した製品に対する一般色覚者の反応を知りたいです。

<CUDOについての質問>———————————————————————————–

Q-201: CUDOとはなんでしょうか?
Q-202: CUDOの主な活動内容を教えてください。
Q-203: CUDOで色覚検査は行っていますか?
Q-204: CUDOの活動に協力したいのですが。
Q-205: CUDマークとは何でしょうか?

<企業>———————————————————————————–

Q-501: CUDにすると一般人には分かりにくくなる事がありませんか?
Q-502: CUD について検討したいのですが、説明会等はあるでしょうか?
Q-503: CUD認証マークを取得したいのですが
Q-504: CUDマークを取得するメリットはあるでしょうか?
Q-505: 出張検証は可能でしょうか?

<CUDに関する質問>———————————————————————————–

Q-101: CUDとはなんでしょうか?
A-101:人の色覚の多様性に対応した製品や施設・建築物、環境、サービス、情報を提供する考え方を「カラーユニバーサルデザイン(略称CUD)」と呼びます。詳しくは「CUDとは」をご覧ください。

Q-102: CUD化された製品は、他の製品とどのような違いがあるのでしょうか?
A-102:色覚タイプや色の感じ方の個人差を問わず、より多くの人が情報を速く正確に受け取ることができます。また、色名でのやりとりをしやすくします。製作側にとっては、使用者(利用者)に情報を正しく伝え、色に関わるトラブルを事前に防ぐことができます。

Q-103: 取得事例はあるでしょうか?
A-103:電光表示、教科書、LEDライト、チョーク、レーザーポインター、WEBデザインなど、企業や行政など多くの取り組みがされています。詳しくはCUD事例」をご覧ください。

Q-104: 国はどのようにCUDに取り組んでいるのでしょうか?
A-104:色覚タイプや色の感じ方の個人差を問わず、共存する取り組みは広がっています。自治体では「カラーユニバーサルデザインのガイドライン」を作成し、自治体が発行する刊行物や施設などにもCUDの考え方を取り入れたものは増えています。

Q-105: 色覚に伴う問題に取り組んでいる団体や企業はありませんか?
A-105:CUDOををはじめ複数のNPO法人が色覚に伴う問題に取り組んでいます。人の色覚の多様性に対応した製品開発を進める企業も多数あります。製品の最新の取り組みは事例は、サイトのトップの投稿に掲載しています。企業・団体については「企業・団体賛助会員一覧」をご覧ください。

Q-106: バリアフリーと何が違うのでしょうか?
A-106:「バリアフリー」は障害者や高齢者など一部の方に対応設計することを言いますが、「ユニバーサルデザイン」は年齢、性別、国籍、身体能力の差にかかわらずできるだけ多くの人が利用しやすいように最初から対応設計することをいいます。

Q-107:色弱者に見分けられる色を知ることはできますか?
A-107:P型やD型色覚の人の見分けにくい色は、色覚シミュレーションツールを利用すると知ることができますし、高齢者の見分けにくさを知るためのツールもあります。
CUDOが製品開発に協力させていただいツール「色覚シミュレーションツールについて」でご紹介しています。

Q-108:CUD化した製品に対する一般色覚者の反応を知りたいです。
A-108:CUDを取り入れたことに対する報告事例をご紹介します。

<小田急電鉄(株)>
駅の改札やホーム、電車内の色づかいについてCUDを取り入れたところ、C型色覚の人からも見分けやすいといった声を予想以上にいただいた。今後も、CUD化を進めていく。

<サッカーJリーグ>
ユニフォームの色分けや背番号の色などについてCUDを取り入れたところ、遠方から見ても、あるいはスマートフォンで見ても相手チームと味方チームの色分けがわかりやすくなったとの声をいただいている。コーチや監督などとも色覚の多様性に関する意識の共有を進めていく。

<誰でも見分けやすいラベル(Daiso)>
丸ラベルタイプと背見出しタイプのラベルについてCUD推奨配色セットの色から選んだ6色を制作。売れゆきは好評なので、サイズ違いなども検討している。

<CUDOについての質問>———————————————————————————–

Q-201: CUDOとはなんでしょうか?
A-201:Color Universal Design Organization (特定非営利活動法人カラーユニバーサルデザイン機構)の略称です。

Q-202: CUDOの主な活動内容を教えてください。
A-202:行政や企業からご依頼頂いた印刷物、製品、施設等について色覚のタイプや色の感じ方の個人差を問わず対応されているかどうかを検証しています。カラーユニバーサルデザインに対応されていると認証された製品等にはCUDマークを発行しています。その他にも啓発事業として研修やセミナーへの講師派遣、調査・研究事業、相談・助言事業などを行っています。詳しくは「活動方針・事業内容」ご覧ください。

Q-203: CUDOで色覚検査は行っていますか?
A-203:CUDOでは色覚検査を行っておりませんが、色覚タイプを知りたい方には色覚精密検査を受けることのできる検査機関をご紹介いたします。

Q-204: CUDOの活動に協力したいのですが。
A-204:CUDOでは随時、趣旨・活動に賛同していただける企業賛助会員、個人賛助会員やCUD検証に協力していただけるP型・D型色覚の方を募集しています。詳しくは「支援・協力」をご覧ください。

Q-205: CUDマークとは何でしょうか?
A-205:様々な製品について人の色の色覚の多様性に対応してデザインされていることをNPO法人CUDOが認定した印刷物、製品、施設に表示できるマークです。詳しくは「CUD認証とは」をご覧ください。

<企業>———————————————————————————–

Q-501: CUD対応をすると一般人には分かりにくくなることはありませんか。
A-501:カラーユニバーサルデザインは、一部の人に対応したデザインではなく、より多くの人にとって「整理された見やすい」デザインです。C型色覚の人にとってもより見分けやすいものになります。

Q-501: CUD について検討したいのですが、説明会等はあるでしょうか?
A-501:CUD認証に関するご相談はメールフォームで承っております。詳しくは「はじめてのCUD認証」をご覧ください。

Q: CUD認証マークを取得したいのですが
A-502:CUD認証に関するご相談はメールやオンラインでも承っております。詳しくは「はじめてのCUD認証」をご覧ください。

Q-503: CUDマークを取得するメリットはあるでしょうか?
A-503:「CUDマーク」は、CUD認証を取得した製品について人の色覚の多様性に対応していることを保証する証となります。P型や D型色覚の人だけではなく、高齢の人の中にもCUDマーク表示のある製品を選択基準とされている方もいらっしゃいます。企業側にとって、製品にCUDマーク表示することは「人にやさしい社会づくり」に貢献している企業姿勢を示すものでもあり、カラーユニバーサルデザインに対応されていない製品に対して差別化を図ることができます。

Q-504:出張検証は可能でしょうか?
A-504:施設やインフラ関連、大型製品機器などは検証協力者がお伺い(出張)しCUD検証を行います。検証料金とは別途交通費、出張費が発生いたしますので予めご了承ください。CUD認証取得までの流れは「CUD認証・機器類」をご確認ください。