少数色覚タイプであるP型、D型色覚の方の作品展「ひとつの色世界」の講評会を開催しました(12月4日)。P型・D型色覚の人は、日本には320万人、欧米では男性の8〜10%です。この割合は、血液型のAB型に匹敵します。
多数色覚タイプであるC型、少数色覚タイプであるP型、D型の色の感じ方は異なり、それぞれに色の世界を持っています。
今回は、子どもや女性の作品などたくさんの作品が届きました。P型やD型の色の世界を知り、感じ、楽しんでいただければと思います。また、講評会では、作者と同じ色覚タイプの専門家が丁寧に講評をされました。*動画リンクを最後に貼りました。講評や作者の感想などを聞くことができます。
応募いただいた作者の皆様、ありがとうございました。
色覚タイプの特徴
【課題:ぬり絵】新倉山公園
課題のぬり絵を、色鉛筆や絵具などを使い、色名は見ないで色をぬった作品。
【自由】自由作品
「C型の人にどう見えるか」を考えず、色名を見ず、自分の感じるままに作っていただいた自由作品。
タイトル「釣行2020」
タイトル「おせち料理」
タイトル「彩り」
タイトル「ハンガーとチェリー」 4部作
タイトル「ブラックホールに咲いた花」
タイトル「上野のスーリャ」
タイトル「多摩市の砥夢(トム)」
タイトル「市原市のテリー」
タイトル「金沢区のポン」
タイトル「青二才」
タイトル:陶芸「インド犀」
タイトル:陶芸「錦鯉」
タイトル:陶芸「柴犬家族」
タイトル:陶芸「手おけ」
タイトル:陶芸「雉つがい」
タイトル「明日見る夢」
タイトル「通天閣の夕暮れ」
タイトル「祇園囃子」
タイトル「いろ色」
【講評会の動画】
youtube「2021ひとつの色世界講評会記録」
内閣府「美術教育と色覚」の動画もご覧いただけます。
youtube令和3年度「障害者週間」オンラインせセミナー
*日本では、障害者基本法に基づき、毎年12月3日から9日までの期間を「障害者週間」と定めています。
障害者が社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に積極的に参加すること等を促進するため、国及地方公共団体が民間団体等と連携して、「障害者週間」の期間を中心に自立や社会参加の支援のための様々な取り組みを実施します。
CUDOは、オンラインセミナーにおいて「美術教育と多様な色覚」をテーマに、少数色覚タイプの子どもたちへの美術教育はどのように考えればよいかについて、経験などを踏まえ話をさせていただきました。