6つのテーマ毎に、有識者や多様な人々の参加により、「フィールドワーク」や「体験セッション」を実施し、観察や体験のリアリティの中から、2020年のオリンピック・パラリンピック、さらにその先の「多様性」を持った社会に向けて、解決すべき課題や未来への兆しとなるメッセージを発見/抽出して、方向性を可視化(プロトタイピング)する、参加型デザインワークショップが行われました。

IAUD研究部会の各プロジェクト/ワーキング グループの活動をベースとする、テーマ別ワークショップを開催しました。

 ワークショップのファシリテーターは、HCD(人間中心設計)、デザイン思考、フューチャーセンター・セッションなどを、日ごろから実践している専門家(IAUD会員企業のデザイナー、コンサルタント)が担当しました。
 ◇テーマ:
– 公共空間の移動をしやすくする情報について考える
– 災害時に必要な「衣」の要素抽出
– 多様なワークスタイルの兆しから未来の働き方を考える
– グローバルボディランゲージ
– 仮設住宅を考える(「これからの日本の住宅を考える」)
– やってみよう!ユニヴァーサルデザイン(ひとつの発見、そして未来へ)
CUDOは下記の二つのワークショップに参加。
11/12(水)
9:00-12:00 ワークショップテーマ1 公共空間の移動をしやすくする情報について考える(IAUD研究部会: 移動空間プロジェクト/メディアのUDプロジェクト) 実施概要:都心からオリンピック/パラリンピック選手が滞在する豊洲エリアを経てお台場までのルートを仮定して、案内や標識の見つけやすさ、分かりやすさを移動しながら調査。ディスカッションでは調査を振り返りながら複数の視点で気づきや課題を共有しました。 (*調査ルートの出発地点への集合を予定しています) キーワード:旅行者、外国人、案内、標識、色覚、交通、乗り換え、見つけやすさ、分かりやすさ

11/13(木)
9:00-12:00 テーマ7. やってみよう!ユニヴァーサルデザイン(ひとつの発見、そして未来へ) (IAUD研究部会: 標準化ワーキンググループ) 実施概要:「UDマトリックス」を活用した、会場(施設)や企業展示の視察/体験と、視覚体験キット(白内障ゴーグルなど)による模擬体験により、気づきを抽出。 誰かに対して特別なものでは無く、様々な方がそれぞれにストレスなく、有効性を感じることを見出すためのアプローチをディスカッションを行いました。 キーワード:だれでも、どこでも、いつでも

■日時:
2014年11月12日(水) 9:00-12:00、12:00-15:00、15:00-18:00、
2014年11月13日(木) 9:00-12:00
(各テーマ3時間)
■場所:
東京都江東区 東京国際交流館 会議室2、3
〒135-8630 東京都江東区青海2-2-1 国際研究交流大学村内
 ■参加費:
参加者 : 5,000円/テーマ
見学者 : 1,000円/日(その日に行われる複数のワークショップを見学できます)
■募集人数:
参加者 : 100名程 (各ワークショップ 15-20名)
見学者 : 60名程度 (各日30名程度)
■対象:
2020年のオリンピック・パラリンピック、その先の多様性のある社会に向けた活動に関心のある方、また、観察や体験に基づくイノベーション・セッションに興味のある方。