JIS安全色が、多様な色覚に配慮されたものに改訂されます。
日本規格協会が定めるJIS規格では安全に関する配色を赤は防火や禁止、黄赤は危険、黄色は警告や注意といったように色とその色の値などを規格として定めています。
現行のJIS安全色は2013年に定めたものですが、本年まもなく「2018 新JIS安全色」として改訂され施行される予定となっています。この安全色は、例えば遠くからでも「禁止」「安全」などが一目で認識できる必要があります。その一瞬の判断が生命に関わることがあるからです。
今般、JIS安全色を改正するにあたり「2020年東京オリンピック・パラリンピック」開催を控え、多様な色覚を持つ人々の対策として「一般色覚の人も、多様な色覚を持つ人だれもが識別できる色(ユニバーサルデザインカラー)」を採用しました。
製品や印刷物、案内表示などの作成においては可能な限り早めにこの「新JIS安全色」にそろえたものとすることが望ましいでしょう。
この 配色の色の値について現在確認できるサイトは規格改訂に関わった有志で構成された「新JIS安全色普及委員会」に概略解説が掲載されています。
※CUDOも属している普及委員会では、JIS規格には記載の無いデジタルサイネージ用のRGB値や印刷用のCMYK値についても適切な値を提唱する予定です。
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