ネットニュース「ねとらぼ」に、「アイチョーク(CUD認証製品)」を開発された日本理化学工業の取り組み、アイチョークの特徴などが掲載されました。
今回、話題になった「視力の弱い生徒にも見やすいチョーク」の商品名は、「ダストレスeyeチョーク」(以下、「アイチョーク」)。「カラーユニバーサルデザイン機構 (CUDO)」の定める、「カラーユニバーサルデザイン」(CUD)企画認証製品です。
「CUD」は、色覚障害のある人でも見分けやすいよう配慮された配色のこと。色覚障害の有無や年齢、性別、国籍、個人の差にかかわらず、できるだけ多くの人が利用しやすく設計されているものに認証が与えられます。
そんな認証をチョークではじめて受けたというのが、今回の「アイチョーク」となります。「視力の弱い生徒にも見やすい色に」という先生からの要望で作られたというこの商品、日本理化学工業に製品について話を聞きました。…一部省略
―― 従来のチョークとどのように見え方が違うのでしょうか。
日本理化学工業:従来のチョークは、人によっては5色が2色程度に見えてしまう場合もあったそうです。アイチョークは、そういった方でも5色の見分けがつきやすくなります。
―― 利用者からの評判はいかがですか。
日本理化学工業:2005年度より国内で最初の入札指定品目となっております。埼玉県川越市内(公立小・中学55校)から始まり、以後は主に埼玉・大阪・千葉等の地域で入札指定品目になっております。
―― 従来のチョークとアイチョークを両方製造されているようですが、これはなぜですか。
日本理化学工業:全国的には、まだ通常のチョークの方が多く利用されているためです。しかし、年々アイチョークが利用されるケースも増えてきており、アイチョークを指定されている市町村も一部であります
色覚障害と「CUD」の問題は国会でも取り上げられるなどしており、世相の流れとして広まりつつあるようです。
ねとらぼ「色弱障害の子でも見やすいように作られた「アイチョーク」話題 開発した日本理想化学工業に話を聞いた。