第1回「多様な色覚の美しいアート展」を開催しました。
色を感じる感覚「色覚」は、誰もが同じではなく大きく分けて5つのタイプがあります。色覚タイプによって感じる色は全く異なり、それぞれに美しい世界をもっています。今回は、P型色覚の方々の作品が集まりましたのでご紹介します。
【色覚タイプの呼称と割合】
最も多い色覚タイプ→C型色覚
少数派の色覚タイプ→P型色覚・D型色覚 /日本人男性の20人に1人の割合・日本女性の500人に1人の割合・欧米では男性の8〜10%
【P型色覚の特徴】
青グループの色分けが得意。赤い光を受け取らないタイプであるため「赤」を暗く感じる。
*色覚型の特徴について、詳しくはこちらをご覧ください。→ 色覚型と特徴
栗田正樹さん(PA型色覚):
「この作品を見た一般色覚(C型色覚)の人のイメージと、この作品を描いた私(P型色覚)のイメージは違うと思いますが、自由にこの作品を感じてもらえればと思います。」
千葉亮衛さん(P型色覚・大学4年生):
「一般色覚の人(C型色覚)の色の感じ方を意識しないで、自分の感じるままに色を選びました。できるだけ多くの色を使うことは意識しました。」
芝本俊久さん(P型色覚):
「自分にとって似ていると感じる色を集めた作品です。彩度や明度の違いで分けると、こんな感じになりました。」
伊賀公一さん(P型色覚):
「色の感じ方は、タイプによって見分けやすい、見分けにくい色がありますが、その特徴を作品にしました。どんな文字が書かれているのか…色覚タイプの違う人が集まると、全ての文字を読むことができます。」
御園生芳行さん(D型色覚):
「色はピンクだと思っていますが、色も含めD型から見て美しい花です。春に撮影したように記憶しています。」