大日本印刷株式会社(以下:DNP)の100%子会社であり、商業印刷物などの企画・制作を行う株式会社DNPメディアクリエイト(以下:DMC)をCUDMS取得事業者として認定いたしました。
DNPは「ユニバーサル社会の実現」への寄与として、これまでもCUDOの活動に協力。CUDMSについても、CUDOと共同で研究チームを作り、開発への協力を行って参りました。この度、DMCが事業者認定を受け、試験導入を開始いたします。
DNPが行うサービス 今後の展開
映像コンテンツなどの制作物についてCUDMSの事業者認定を、DNPの100%子会社で各種映像の企画・制作を行う株式会社DNP映像センターで受け、試験導入を行います。
DMCとDNP映像センターは、CUDMS認証を希望する企業の制作物コンサルティングや製造受託に際し、運用ルールを適応した制作物にCUDMS認証マークを提供します。
両者はCUD適用領域を従来よりもさらに拡大し、色弱者への配慮を広げる予定です。
■DMCとDNP映像センターのCUDの取り組みについて
DMCとDNP映像センターの両社は、多様な色覚を持つ人々に配慮して、より多くの人に情報が正確に伝わるようなカラーユニバーサルデザイン(CUD)に基づいたパンフレットやカタログなどの印刷物や株主総会用ビジュアルなどの映像を制作しています。
これらの制作物に使用する表やグラフなどの色や形状、位置、線の種類や太さ、配色パターンなどに配慮するとともに、見た目にも美しく、目に優しいデザインを提案しています。
CUDの実現にあたり、多様な色覚における見え方を疑似体験できる色覚シミュレーションを導入しており、専門スタッフによる制作物の配色の問題点の調査や、調査結果に基づく新しいデザインの検討などに活用しています。
特定非営利活動法人 Color Universal Design Organization
理事長 武者廣平