色のバリアフリーを啓発するNPO法人「カラーユニバーサルデザイン機構」(CUDO)は、1月設立10周年の記念セミナーを都内で開催し、約180人が参加した。色覚の多様性や多くの人に分かりやすい色づかいをするカラーユニバーサルデザインについて、研究者らが講演した。

…省略…CUDO武者廣平理事長は、世界的に利用されいている米アドビ社の画像編集ソフトにCUDOが協力して開発された色覚シミュレーターが搭載されていることや、テレビ各局が津波警報の色覚を統一した際にCUDOがかかわったことなどの実例を説明。「カラーユニバーサルデザインに対する考え方は世界でも進んでいる。(先天的の色弱者の割合が多い)ヨーロッパでも導入してほしい」と話した。

独立研究者の浅田一憲さんは、これまでに開発した多用な色の見え方を体験できる「色のシミュレータ」色弱者が見分けにくい色を見やすくできる「色のめがね」_のスマートフォン用アプリを紹介。「色弱の人は一般の人より得意な部分もある」と語った。