これまでの「CUDO個人賛助会員の懇談会」から「CUD友の会」へと名称を改め、 毎月1回(第3土曜日)開催へと形を変えてからの初めての開催です。世話人である西岡氏、江澤氏による挨拶の後、杉山氏から発足の経緯を説明されました。講師は、個人賛助会員の小鷲宏昭氏(帝京大学医療技術学部視能矯正学科助教授、川崎おぐらクリニック視能訓練士)です。

まず、色覚検査の種類について石原式をはじめとする各種の検査表(仮性同色表)でのスクリーニング、Panel D-15や100 hue testによる程度判定、アノマロスコープによる確定診断について説明。色覚検査の実態として、色覚検査の保険点数はそれほど高くはなく、実際の検査頻度も少ないことや眼科クリニックでは石原式の検査ですらほとんど行われていないこと、検査機器は高価であり、特にアノマロスコープは1台100万円もするため一般の眼科クリニック・病院にはほとんどなく大学病院に置いてある程度、といったお話もありました。その後、各自が興味のある検査機器を体験しました。

アノマロスコープ
アノマロスコープ

アノマロスコープは初めて体験する人は多く、皆さん熱心に試してみていました。今回展示した物は検査機器だけではなく、治療機や訓練機と称するものもありました。古い機器でしたが、今でも体験することができました。(効果のほどは「?」でしたが。)

パネル-D15
パネルD15

この後の感想でも、「初めて知った。勉強になった」「面白かった」という声がありました。交流会では、和気あいあいの雰囲気の中、皆さんでお互いに懇親を深めました。

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「CUD友の会」は、CUDO個人賛助会員の主催によって原則として毎月第三土曜日に開催しています。
テーマは、CUDや色覚に関して「学ぶ」「体験する」「楽しむ」です。地域のイベントなどにも参加しCUD普及活動を行っています。
*参加対象者:個人・企業賛助会員、会員紹介者

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