色覚の多様性に配慮した 案内・サイン・図表等用のカラーユニバーサルデザイン 推奨配色セット(バリアフリーに配慮した見分けやすい色の組み合わせ)の塗料用、印刷用、画面用の詳しい情報と、組み合わせる色の注意点、使用する上でのノウハウなどをまとめた冊子を作成しました。

いわゆる色弱(色覚異常)の人や、緑内障など網膜の疾患を持つ人、白内障の人は、色によっては違いを区別しづらいことがあります。公共施設の案内表示・工業製品・情報機器・印刷物・報道・教科書などのカラー化がすすみ、色を用いた情報をどのような色覚の人にも分かりやすく伝えることへのニーズが高まっています。それぞれの色覚タイプでどのような色が見分けにくいかは視覚神経科学の分野で研究されてきましたが、どうすれば分かりやすいのかに関する研究はこれまでほとんどありませんでした。そこで被験者実験による調整を重ねて、どのような色覚の人にも比較的見分けやすい色を絞り込み、実用的な配色セットを策定しました。塗料業界と印刷・デザイン業界の色指定の業界標準が本結果を盛り込んで、それぞれの分野で普及を図る予定です。
*本投稿は以前のカラーユニバーサルデザイン推奨配色セットとなっています。
*最新のカラーユニバーサルデザイン推奨配色セットに関しては下記URLをご覧ください。

カラーユニバーサルデザイン推奨配色セットについて

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CUD推奨配色セットガイドブック(PDF)

http://jfly.iam.u-tokyo.ac.jp/colorset/