Adobe Photoshop Illustrator にはCS4以降 CUDOが協力して開発した色覚シミュレーションが最初から搭載されている。このシミュレーション結果を保存して出力したいときに使えるのが Photoshop の保存形式の中にある Photoshop PDF だ。このファイル形式で保存する際には、校正プロフィールが反映できるのだ。
シミュレーション開発時、フォトショップやイラストレータのどの機能として組み込むかを検討した際に校正プロフィールとして組み込んだため、このようなことが可能になった。
この機能は2008年以前からついており、私もデザイナー向けの講義などではあちこちで話しているが、まだ知らない人も多いようなので改めてお知らせすることにした。
1)画像を開く
2)色覚タイプを選ぶ(校正表示にはしなくてもしても良い)ここではP型を選択している。
3)ファイルを保存(別名で保存)
4)画像ファイル形式で Phoshop PDFを選択する。これ以外の形式ではシミュレーション結果は保存されない。
5)フォーマットの中にカラー 校正設定を使用:表示で選んだ色覚型が表示されている。保存。
6)保存した結果はP型シミュレーションになっている。右側のプレビュー画面が保存したPDF
この他にも、画面キャプチャーをとってJPEGやBMPで保存するなどの方法がよく使われている。(投稿者:伊賀公一)