警戒レベルについて、国はレベルごとの色を新たに定めました。色が見分けにくい人にも配慮したもので、今後、自治体やメディアなどに統一した色を使うよう求めています。
大雨の警戒レベルは去年、運用が始まり、気象警報や川の水位、避難に関する情報などが5段階のレベルに分けられました。レベルの色について、統一したものはありませんでしたが、内閣府は、色が見分けにくい人にも配慮した新しい配色を決めました。
このうちすでに災害が発生していることを示すレベル5は「黒」で、特別警報や氾濫発生情報などが発表され、命を守る行動を取る必要があります。
次に、避難指示や勧告が出され、危険な場所から避難する段階のレベル4が「紫」、高齢者など、避難に時間がかかる人が避難する段階のレベル3が「赤」などとなっています。
また、これまでレベル4で取るべき行動を示すキーワードを「全員避難」としていましたが、災害のリスクが無い場所にいる人まで避難が必要だという誤解が生じたとして、新たに「危険な場所から全員避難」と改めました。
※ 配色を定めるにあたり多様な色覚への対応をはかるべく、CUDOが協力させて頂きました。