子どもや高齢者にとって、「色分け」はやはり便利である。ダイソーより発売された「誰でも見やすい色分けラベル(5月発売)」を使って見たところ、家族に好印象であった。「誰でも見やすい色分けラベル」は、見出し付きラベルと丸型シールラベルの二種類があり、用途に合わせて使い分けることができる。色は「あか・みどり・くろ・あお・きいろ・そらいろ」の6色があり、カラーユニバーサルデザイン推奨配色セットを使用している。
【使ってみた】コードレス家電製品の充電ブラグ・ACアダブター
コードレスの掃除機、モップクリーナなどの中には、多種の充電ジャックが本体の充電ブラグに差し込めてしまうことがある。勿論、本体は動かないのだが、我が母は「故障」だと勘違いし問い合わせたことがある。今では、コードレス家電製品や間違えそうなものには、「同じ色のシール」で結びつけている。「誰でも見やすい色分けラベル」に張り替えたたところ、保管が同じ場所でも、多少の暗がりであっても見分けやすいと言う。
【使ってみた】薬
一日にサプリメントや薬をいくつも服用する方もいる。
間違えないようにするために、容器の形を変えるのも工夫の一つだ。我が母は、同じ容器に別の薬を入れ保存し自分で区別できるように片方にシールを貼っていた。「誰でも見分けやすい色ラベル」に貼り替え「夜は黒」「朝は赤」とした。カラーユニバーサルデザイン推奨配色セットの「赤」は黄色みが強い(朱色に近い)ため、P型色覚の人も黒と見分けることができる。
【使って見た】保存ケース
保存ケースには、背見出しタイプを使用。何を保存しているのかを書くことができるため便利である。我が母は、文字を読むことが大変になってきているため、色分けがある方が使いやすいと言う。子どもたちは、兄弟で好きな色を選び「自分の色」で物を管理することもできる。
カラーユニバーサルデザインは、P型やD型など色弱の人に見分けることができる配色を使用している。また色の名前を使ってやりとりをすることもできるように、色名を記載するなどの対応がされている。一般色覚の人にとっては、より見分けやすい配色である。「みんながすごしやすくなる」手軽な工夫として、使ってみてはいかがだろうか。