受賞 仲間とともに ノーベル物理学賞

色弱者も受賞を喜ぶ
「青色LEDの開発で、一番恩恵を受けたのは私たしかもしれない」

色弱者の立場から様々な提唱を行うNPO法人「カラーユニバーサルデザイン機構」の伊賀公一副理事長(59)は、3人の受賞を喜ぶ。伊賀さんも色弱者で、赤と緑の区別がつきにくい。以前はそうした色の電光掲示板が読みにくかったり、充電器のランプの色が見分けられなかったり、日常生活の中で不便を感じてきた。しかし、青色LEDの開発で、見やすい青や青緑などの発色が可能になり、識別しやすいLED表示が増えた。「色弱者にとって画期的な発明」と賞賛する。…省略…「世の中には見えにくい表示はまだまだたくさんあるが、LEDの普及でコストが下がりより見やすい表示が広がってほしい」と伊賀さんは期待している。